
NHK NEWS WEBより
豊胸手術の危険性は十数年前から、私が警鐘を鳴らし続けてきましたが、ようやく日本美容外科学会がジェル状の充塡(じゅうてん)剤を使った豊胸手術の禁止を促す指針を作ることを決めたようです。
ずっと前から、危険だ危険だと言い続けてきた私からすると、多くの被害者が出てからの遅すぎる対応だとしか思えません。

2018年11月27日のNHKの記事をご紹介します。
「豊胸術」ジェル状充填剤でしこりや感染症の被害相次ぐ
胸を大きくする美容医療の「豊胸術」で、ジェル状の充填(じゅうてん)剤を注入した患者にしこりができたり感染症が起きたりする健康被害が相次いでいることが日本美容外科学会の調査でわかりました。
学会は充填剤の使用中止を促すガイドラインを作ることにしています。

使用中止の、ではなく、使用中止をうながす、だけですね。
「日本美容外科学会(JSAPS)」が問題視しているのは美容医療の豊胸術で使われるジェル状の充填剤です。
注射器で注入するだけで傷も小さく全身麻酔は不要なことから、体への負担が少ないとして多くの美容クリニックで扱われています。

NHK NEWS WEBより
アンケート結果
充填剤を使った豊胸術のあとに合併症が出た患者の症状は次のとおりです。
- しこりなどが44%
- 感染症が22%
- 皮膚の変化や変形
- 悪性腫瘍が疑われるケース
このようなアンケート結果が報告されたということです。

豊胸手術でガンになるなんて恐ろしすぎます。
さらにアンケートでは健康被害が出た患者に使われた充填剤を調べています。
- 体内に吸収されない化学物質で出来たジェル状の充填剤が76%
- ヒアルロン酸が17%
という結果だったようです。

体内に吸収されるとウソをついてた医師が多くいるのです。
こうした結果を踏まえ、学会はジェル状の充填剤の使用を中止するよう促すガイドラインを作成することにしています。
学会の大慈弥裕之理事長は「問題の背景には、安全性と有効性が担保されていない充填剤を医師が海外から個人輸入して使っている実態がある」と話しています。
医師「体内に散らばると簡単に取り出せない」

NHK NEWS WEBより
ジェル状の充填剤を使った豊胸術の後に合併症が出た患者を診察した経験が多い日本医科大学の野本俊一医師は「針で注入した物質が体内のいろいろな所に散らばってしまうと、合併症を起こした際に体内からすべて取り除くことが簡単にできなくなってしまう。美容医療を行うクリニックはこうした合併症が起こるリスクについても患者に十分な説明を行い、問題が起きた場合は、患者をしっかりフォローしなければならない」と指摘しています。
韓国ではすでに問題に
ジェル状の物質を注入する豊胸術は韓国ではすでに問題になっています。
美容医療関係の韓国の学会が2016年、特定の充填剤について「安全性に関する十分な証拠が集まって検証されるまでは使用を反対する」とする声明を発表しています。
日本国内の学会もこうした韓国での動きを紹介していますが、日本では充填剤を使った豊胸術は保険の適用されない「自由診療」にあたり、医師の裁量で行うことが可能で、安全性の確認についてはそれぞれの医師に任されているのが現状です。

こんな危険な事を美容外科医に自由にやらせている日本ってヤバすぎる…

高須克弥氏
美容外科、高須クリニックの高須克弥院長(73)は自身のツイッターで、「韓国ですら禁止勧告してるのに…日本は早くやめて。恥ずかしい」と訴えています。
突然の高熱と激痛「死ぬかと覚悟」
関東地方の美容整形クリニックでジェル状の充填剤を注入して胸を大きくする豊胸術を受けた20代の女性は、1年後に突然、高熱と激しい痛みに襲われたと言います。
胸の大きさにコンプレックスがあった女性は一昨年、左右の胸にジェル状の充填剤を50CCずつ注入する豊胸術をおよそ30万円で受けました。
他の方法より傷が残りにくく金額も安いため選んだということです。
医師からは合併症のリスクについての説明はなく「ほとんど水のような物質なので体に影響はない。2年から3年ほどで体に吸収されて尿で出てくる」と言われ、安心していたということです。
しかし去年、長女を出産した2週間後、40度の高熱と激しい胸の痛みに襲われました。
当初は乳腺炎だと思い産婦人科で治療を受けましたが治らず、1年前の豊胸術を医師に伝えたところ、それが原因で感染症が起きている可能性が高いと指摘されました。
そのため、豊胸術を受けたクリニックで充填剤を取り除く手術を受けましたが、胸の激しい痛みはひかず、翌日、大学病院で診てもらうことになりました。
大学病院の医師からは「もう少し遅かったら全身に菌が回り、命を落としかねなかった。傷は残るが、いま取り出せばなんとかなる」と説明され、痛みで意識がもうろうとなる中、その日のうちに再手術を受けました。
その後、症状は少しずつ改善しましたが、1年以上たった今も胸の中には菌が残っているため大学病院での経過観察が必要だということです。
女性は「死ぬんじゃないかと覚悟するくらいつらかった。こんなリスクがあると知っていたら豊胸術なんて絶対にやらなかった」と話しています。

豊胸手術にはリスクがあることをもっと啓発しなければ!
合併症起きた女性「すぐ取り出せる」と言われたが…
去年、都内の美容整形クリニックでジェル状の充填剤を注入して胸を大きくする豊胸術を受けた30代の女性は、出産後の授乳で胸が小さく垂れてしまったと悩んでいたため、クリニックを訪れてました。
医師からは、充填剤を注入しても気に入らなかったらすぐに取り出すこともできる、と説明されたといいます。

これは美容外科医が明らかにウソをついています。
その日のうちに、左右の胸の脇に5ミリほどの穴を開けジェル状の充填剤を200CCずつ注入する豊胸術を受けました。
保険の適用されない「自由診療」にあたり、およそ100万円の費用がかかりました。

NHK NEWS WEBより
10日後、女性は胸に激痛が走り、右胸の脇に開けた穴から黄色い膿と一緒に充填剤があふれ出ていることに気づきました。

こんなのホラー映画より怖いんですけど…
驚いてクリニックを受診したところ、女性は感染症にかかっていることがわかり、胸に開けた穴を洗浄する処置を受けました。
その後も痛みは治まらず、しこりができたり胸が変形したりする合併症がでたため、女性は注入した物質を取り除きたいと考えました。
ところがクリニックの医師から「実は、やったことがない」(取り除いた事がない)と言われたということです。
女性は「医師の説明は手術前と全く異なり、恐ろしくなった。注入した物質を一刻も早く取り出したいと思った」と話しています。

本当に怖くて怖くてたまらなかったでしょうね。
その後、女性は充填剤を取り出す手術をしてくれる病院をやっとの思いで探し出しました。
今後、全身麻酔の大がかりな手術を受けることが決まっています。

NHK NEWS WEBより
女性は「何の疑いも持たずに安易に豊胸術を受けたことは反省している。しかし、感染症など合併症を引き起こす可能性のある物質を医師の裁量だけで使われることは問題で、国には何らかの規制をしてほしい」と話しています。
シリコン製バッグも危険です
充填剤を直接乳房に注入する危険な豊胸手術以外にも、以前からシリコーン製バッグを乳房に挿入する豊胸術が行われています。
充填剤よりは安全とされるシリコーンバッグ挿入ですが、それでも以前から多くの悲惨な失敗例が報告されてきました。
豊胸や乳房の再建術でバッグ型の人工乳房を入れた後に感じた体の不調について、米食品医薬品局への報告が今年上半期で約8300件に上ることが、国際調査報道ジャーナリスト連合(ICIJ)の調査でわかった。
バッグにシリコーンを入れたタイプは米国や日本で使用が認められているが、医学界では安全性をめぐる議論が続いている。

https://www.womenshealthmag.com/health/a19995561/butt-implants/より
ICIJは米食品医薬品局に届けられた豊胸や乳房の再建術に関する内容を分析した。
施術後の不具合は2008~16年に毎年171~371件で推移したが、同局は昨年、報告義務を従来の機器メーカーから輸入業者や医療従事者にも広げ、患者からの報告も統計に含めるよう変更。
すると、昨年は前年比10倍超の4642件、今年1~6月は8345件に増えた。
届け出対象の製品は、米国で販売・使用が認められた医療機器メーカー4社のシリコーンや生理食塩水が入ったバッグ型の人工乳房計8製品。
このうち1社のシリコーンが素材のものは日本の厚生労働省も承認し、乳がんの手術で乳房を切除した後の再建手術で保険適用される。
同局は件数の増加についてICIJの取材に、届け出範囲の拡大が主な要因とし、新たな健康問題が浮上したとの見方を否定。
ただ、来年3月に施術と健康被害の関連性などをテーマにした会議を開くという。
103カ国の美容形成外科医でつくる国際美容形成外科学会(本部・米国)によると、こうした施術を受ける人は世界で近年、年間100万人を超える。
米国では施術で使う製品を巡り、1980年代以降、自己免疫疾患や希少性がんなどの発症を指摘する声が相次いだ。
一方、日本国内ではシリコーン製バッグにかかわる被害の報告は多くない。
自己免疫疾患とみられる症状を訴える例はあるものの、希少性がんの発症は確認されていない。
形成外科医で豪マコーリー大学のアナンド・ディーバ教授はICIJの取材に、「シリコーン製バッグが原因で合併症を引き起こす可能性は低くない。問題への対処は不十分で、安全性の担保は欠落したままだ」としている。
朝日新聞デジタルより
危険な豊胸手術まとめ
厚生労働省はシリコン製バッグよりも柔らかい胸に仕上がると人気の充填剤は許可していませんが、規制もしていません。
これからも美容のための豊胸術に危険を伴う充填剤の使用は許可しないでしょうが、何をするのも、美容外科医とお客の自由として、規制しないままかもしれません。
つまり、学会が使用禁止を促しても、豊胸手術で危険な充填剤は使われ続けます。
そして、日本では乳房再建術などで使用を許可されているシリコンバッグも、世界各地で被害が続発しています。
乳房再建にはやむを得なくとも、美容のためだけに体内に異物を入れて体型を変えるなんて、どう考えても選択すべきではありません。
そんなことをして、100人が100人とも、なんのトラブルも起こらないはずがないのです。
美容のためだけに豊胸手術を考えている人は、もっともっと勉強してください。
そんな危険なことをして、あなたの胸の悩みが解消されるはずがありません。
美容外科は豊胸手術で病気を治療しているわけではありません。
人の体の形を変えて金儲けをしているだけで、小さい胸、垂れた胸で悩むあなたを救ってはくれません。
健康な体だったのに、豊胸術のせいで、不健康な体になる、取り返しのつかないことをしてしまった事を後悔するリスクがあるのです。
あなたを守るのはあなたの正しい知識だけです。





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