偽装プエラリア疑惑

急激に安くなってきたプエラリアミリフィカ商品

2006年頃からバストアップに効果があるといわれるプエラリア・ミリフィカのサプリメントの価格が一気に下がってきました。それまではプエラリア・ミリフィカ配合のキャンディさえ軽く1万円を超えていた状況で、高純度のプエラリア・ミリフィカ配合サプリはどれもが1ヶ月あたり1万円前後はしていたと記憶しています。

しかし以降最近では1ヶ月分あたり3000円ほどのプエラリア商品がゴロゴロ出てくる。正確にプエラリア・ミリフィカ成分1mgいくらか、とまでは書きませんが、「安いプエラリア・ミリフィカ配合サプリが多くなった」という感覚は間違いではありません。

私は安いプエラリア商品が出てきた当初は「やっぱりこれくらいの値段でいけるんだ」とか「ついにバストアップ市場にも価格破壊が始まった」などと単純に歓迎していましたし、「プエラリア・ミリフィカに良し悪しの差なんてそんなにないはずだ、ジャガイモだってどこで収穫してもほとんど同じ、だから安いものから試しましょう」とさえ言っていました。

ところが長くバストアップの勉強をしているうちに、いろいろ怪しい部分も見えてきました。以下は私の見解ですが…

粉末にされたプエラリア・ミリフィカらしいものしか輸入できない!

バストアップ効果があると言われる高品質なプエラリア・ミリフィカは、チョコッとタイの山岳地帯を探せば見つける事が出来るのかと思っていましたが、それは昔の事で、最近では原産国のタイでも乱獲や環境破壊などで簡単には手に入らなくなり、自生する良質なプエラリア・ミリフィカは絶滅の危惧さえあり、日本の有用植物資源開発研究会も国境を越え保護活動に乗り出すほど、本当に貴重な植物であることが分かってきました。

そしてプエラリア・ミリフィカそのものはタイから輸入することが出来ず、タイの工場で加工したプエラリア・ミリフィカの粉末成分しか日本国内のメーカーは入手出来ないのですが、ここに大きな問題があり、タイの輸出元からプエラリア・ミリフィカの粉末だと言われてしまえば簡単に見分けがつかず、日本国内のメーカーに悪意がなくても、大幅に異物を混入されたもの、あるいは”プエラリア・ミりフィカのような粉もの”を売りつけられている可能性が大いにあるのです。

また低価格に抑えたい日本国内メーカーの意向で、ほとんど有効成分が含有されていない低品質のプエラリア・ミリフィカや、プエラリア・ミリフィカと似た植物粉末でかさ上げされた劣悪なものをタイの加工工場から入手している、あるいは悪質なブローカーによってそのようなバストアップ効果がほとんどないプエラリア・ミリフィカであるとされる粉末原料が日本国内に流通している可能性すらあります。

「価格が許す限り高品質なプエラリアを入手!」これは非常に秀逸なコピーです。あっさり見れば高品質なプエラリア・ミリフィカを入手していそうですが、このコピーの言っている内容は「安い値段で用意できるプエラリアを入手」なのです。

プエラリア=プエラリア・ミリフィカではない!

正式にはプエラリアとは、クズ属植物のことを指します。日本のクズ(プエラリア・ロバタ)、熱帯クズ(プエラリア・ファセオロイデス)もこの仲間です。だからプエラリア=プエラリア・ミリフィカのことを特定するものではありません。プエラリアの名で市販されている健康食品やサプリメントの中にはプエラリア・ミリフィカ以外のクズ属植物を正々堂々と使っているものがあります。必ず原材料がプエラリア・ミリフィカであることを確認しなければなりません。

プエラリア・ミリフィカと記載しておきながら一切含有されていない詐欺商品は論外ですが、合法的に消費者をだまそうとしているメーカーなら、きちんと「プエラリア配合」とだけ記載しているはずです。

プエラリアミリフィカを全く含有してないプエラリアミリフィカのサプリ!

第18回バイオメディカル分析科学シンポジュウムで発表された国立薬品・食品衛生研究所生薬部の報告は、日本国内で発売されているプエラリア含有とされる商品の成分を検証したところ、約半数で全くプエラリアミフィカ成分が検出されず、そのほとんどからクズ、バレイショ、サツマイモなどのプエラリア・ミリフィカとは別の遺伝子が検出された、という2007年大流行のとんでもない結果でした。

日本国内のあらゆる食品が偽装され、食品会社は利益の為ならどんなことでも平気でおこない、とにかく消費者をだます方法しか考えていない事が、ようやくのんきな一般人にもバレ始めた2007年でしたが、バストアップサプリも例外ではないようです(-_-;)

タイの輸出規制が行われるより以前にプエラリア・ミリフィカそのものを入手し、日本国内でプエラリア・ミリフィカの栽培加工を研究している機関の見解でも、1ヶ月あたり3000円などという低価格のプエラリア・ミリフィカ高配合をうたうバストアップのサプリは、明らかに低品質なものを使用しているはずであり、副作用のない良質なものを提供するためにはどうしても数万円になる、と明言しています。

また医薬品でも健康食品でもない、単なる錠剤タイプの食品という位置づけでプエラリア・ミリフィカ配合のサプリは売られているわけであり、単なる食品には詳細な成分配合量を記載する義務はありません。

よって配合量をきちんと記載せずプエラリア・ミリフィカや、あれこれいろいろスゴイ成分配合とだけ示されているバストアップ商品は、かなり怪しいと言わざるを得ません。「ちゃんと0.00001mg配合していますよ、そりゃ検査しても分からないかもねー」と、逃げることが可能です。

配合量をキッチリと表示しているにも関わらず、実際の配合量が少なければ、経済産業省から厳しい処分が下されますので、メーカーもそこまで危ない橋を渡ることは考えにくく、レディーズプエラリア99%などは信用出来るといえるでしょう。

採集人もプエラリア・ミリフィカと有毒植物の違いが分からない!

プエラリア・ミリフィカはタイではガウクルア(クワーオクルア)と呼ばれ、「木に巻き上がる蔓草」を意味します。タイには多数の木に巻き上がるマメ科の蔓植物があります。これらの植物の中にはプエラリア・ミリフィカと同様に塊根を作り、見かけも非常に似ているものがあり、これらは専門家でもプエラリア・ミリフィカ塊根との判別が非常に難しいと言われています。

プエラリア・ミリフィカと似ている植物の中には極めて毒性が強く、頭痛や吐き気を誘発するものがあり、プエラリア・ミリフィカの採取時にはそれらの混入が無いよう注意が必要ですが、タイのプエラリア・ミリフィカ採集人、あるいは製品加工者すべてがそれらを確実に選別できる、とは言い難いのが実情なのです。

有毒植物が混入されたと思われる低品質で安価なプエラリアのサプリを食べた女性からは、バストアップ効果が無いことは勿論、頭痛やめまい、吐き気などの症例も多く報告されているようなので、私たちに出来ることは高価でも良質なプエラリア加工原料を、独自のルートで入手しているとされるレディーズプエラリア99%などを購入することが一番大切なのです。

良質なプエラリア・ミリフィカ高配合であると思われる、高価なバストアップサプリほど数年間に及ぶ多くの販売実績と実際の評価があり、数千円の安価なプエラリア・ミリフィカ配合とされるサプリは、そのほとんどが数ヶ月で突然販売中止となっていきます。当然誰もバストアップしたなどと評価する事のないままに…

繰り返しますが、2005年頃までほとんどのプエラリア・ミリフィカ高配合サプリは買うには勇気のいる価格であり、まさか現在のように化学合成していくらでも作れるビタミン剤のような低価格ではなかったのです。

「定価10000円が今だけ(実はズーっと)2980円!」そんな馬鹿げたことは”ジャパネットたかた”でもやりません(笑)

プエラリア・ミリフィカのサプリを食べてもバストアップ効果が全くなかった、という女性のどれほどが低価格低品質、あるいはさつまいものサプリを買わされたことでしょうか?私にもっと時間と才能があれば、バストアップを望む多くの女性に様々な情報をお伝えすることが出来るのに、と力不足を嘆いています。せめてここに辿り着かれた皆様は賢明なご判断をされるよう、願ってやみません。

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